今回のレビューは当ブログでは初となるNASとなり、UGREEN Japan様よりNASync DXP2800の提供を頂きました。
NASとはNetwork Attached Storage(ネットワーク接続ストレージ)の略で、複数のデバイスからアクセスできるストレージとなります。
昨今ではクラウドストレージサービスも値上げが続き、バックアップにも少し不安が出てくる人も少なくないとは思いますので、UGREENのNASyncをこの記事で紹介していきたいと思います。
UGREEN NASync DXP2800をレビューしていく!
まずは開封

まずは製品を開封していきましょう。NASは初めてなのですが、本体に関してはそこまで大きくない印象で外箱も通常のデスクトップPCよりは遥かに小さいです。

開封するとこんな感じで、付属品は電源アダプターとLANケーブルと説明書です。LANケーブルに関しては1メートルほどと結構短いので、設置場所次第では少し足りないと感じるかもしれません。ちなみに、ドライバーも付属しているので工具とか持ってないよという人も安心ですね。

説明書に関してはすべて日本語表記となっているので、初めて使うという人も安心かと思います。
また一つ注意点ですが、HDDやSSDなどのドライブは付属していないため、こちらは別途購入する必要があります。今回はWestern DigitalのRedPlusというHDDもUGREEN Japan様よりご提供いただきましたので、こちらを使って検証していきますね。
外観を見ていく!
次にNASync DXP2800の外観を見ていきます。

大きさですが、冒頭でも言った通り通常のデスクトップPCよりは小さいため、邪魔にならないサイズで引っ越しなどをするというときも気軽に持ち運べる印象です。重量に関しても2kgほどみたいなので通常のデスクトップPCと比較してもかなり軽いですね。

正面にはUSB端子がTypeA、TypeCが一つずつあります。

また背面には3つのUSB端子とHDMI端子、そしてLAN端子もあります。


ハードディスクベイは2つあり、工具なども不要で簡単に取り付けが可能です。下の部分を押すだけでカチッと開き、あとは引くだけでハードディスクベイが出てきます。ちなみに下にある横長の穴はロック用の鍵となり、付属のキーを使うことでロックが可能となり大切なデータを保管するうえでも安心感があって良いですね。

ハードディスクの取り付けですが、ハードディスクベイを開いてあとは置くだけという超簡単な仕様で、3.5インチのHDDに関しては工具不要で取り付け可能です。ハードディスクにありがちな面倒な配線も一切なしでこれは便利。
ハードディスクはUGREEN推奨品がいくつかあり、SeagateやWestern Digitalなどの製品が指定されています。推奨品についてはUGREEN公式サイトに記載されているので、そちらをご確認ください。
HDD自体は2.5インチ、3.5インチとどちらも取り付け自体は可能ですが、安定した動作を期待するのであれば推奨品を使うのが良さそうです。

M.2のSSDも2つ搭載可能で、ヒートシンクも付いているのでこちらも安心して使えますね。奥に見えるのが排熱用のファンですが、比較的小型でフィルターも付いているのでホコリも付きにくい感じでした。
また、NASync DXP2800は5万円程度とかなり安価ですが、メモリに関しては最新のDDR5が搭載されており、DDR4メモリと比較してもスムーズな動作が期待できます。この価格帯でDDR5メモリを搭載してきたのは少し驚きですね。
専用アプリでセットアップしていく!
外観の紹介もここまでにして次はセットアップをしていきましょう!
セットアップにはUGREEN NASというアプリをスマホにインストールして開始します。まだインストールしてないという人は以下のリンクからどうぞ。ちなみにWindowsやMacにも対応したアプリもあるので、パソコンからもセットアップが可能です。
まずはアプリを起動していくわけですが、NASも同じLANネットワークに接続することでほぼ自動でセットアップが完了となります。

まずは新しいデバイスの登録をタップ。

スマホと同じネットワークに接続済みだとこのように表示されるので、登録をタップします。

あとは名前をつけて次にをタップします。

次に管理者アカウントを設定していきますが、これに関しては通常の会員登録みたいなものと全く同じで、ユーザー名とパスワードを設定します。これを忘れてしまうとログインできないので注意が必要です。私はパスワードを間違えて覚えてしまいログインできなくなりましたが、本体背面のリセットボタンを長押ししてから再設定するともう一度やり直せました。

また、こちらはオプションの設定とはなりますが、UGREENにメールアドレスを登録することで、外出先などからもNASにアクセスできるようになります。このあたりはセキュリティのこともあって好みは分かれるかとは思いますが、外出先や職場などからもアクセスしたいよという人は設定しておくと便利です。

セットアップにはしばらく時間がかかりますが、何もいじらずにじっと待ちます。


次にボリュームを設定しますが、こちらは好みなどなければデフォルトのままで大丈夫です。

無事にセットアップが完了しました!
実際に使ってみた
NASync DXP2800ですが、2.5GbEまでのネットワークに対応ということで、こちらもかなり余裕を持ったスペックとなっているのが特徴。

画像のアップなどはとても簡単で、トップからファイルを選択することで、任意の画像やビデオなどをアップロードが可能です。
今回は手動で行いましたが、クラウドストレージなどと同様に自動で同期させることも可能で、UGREENアカウントも登録しておくことで外出先からも同期が可能です。
実際に写真や動画などをアップしてみましたが、普段使いでは特に困るということもなくという感じで、ネット回線の環境に左右される部分も大きいですが安心して良いかなと思います。転送速度も280MB/sとなっているので、大量のファイルをアップロードするというときも安心です。
また、ストレージ容量に関しても76TBまで対応ということで、仕事やプライベートなどで大量のファイルを保存するという人にもかなりおすすめです。
HDDも簡単に交換できるので、使っていくうちに容量が足りないなと思った場合は交換したり増設したりすることが気軽にできるというのもGood。

また、発熱などは通常のデスクトップPCなどと比較するとかなり少なく、電源を付けっぱなしでも動作音もほとんどないような感じです。ファイルを転送しているときなどはハードディスクの動作音が若干聞こえる形にはなりますね。
自宅で使っていると扇風機やエアコンの音よりも静かに感じ、1日中起動しておいても気にならないと感じました。
UGREEN NASync DXP2800の価格
UGREEN NASync DXP2800の気になる価格ですが、定価で55,880円となっており、5万円台という価格設定なのがかなり魅力的となっています。
また、8月1日から17日までの期間中は15%オフとなるキャンペーンも開催中でこちらを利用すると、47,277円という衝撃プライスとなります。
クラウドストレージに関しても月額料金は徐々に値上がりしてきているので、NASも活用しつつ大事なデータを保管するというのがおすすめですね。また、製品には2年間の保証が付いており、万が一の故障やトラブルなどのときも安心して使えるのが嬉しいです。

まとめ
今回はUGREENのNASを紹介していきましたが、ハードディスクの取り付けなども工具不要で簡単に行えますし、説明書も分かりやすくて安心してセットアップできるかと思います。
アプリの操作は直感的で分かりやすいですし、自宅にある余ったハードディスクを活用するなどもできて気軽に使えるところが便利ですね。
クラウドストレージも月額料金が値上がりしたり、サービスが急に縮小したり終了するというリスクもありますので、UGREENのNASync DXP2800も併用して安全にデータを保管するというのもおすすめです。それでは。