総務省の指導で一度は無くなった1円スマホですが、2022年あたりで再び販売されるようになり、大手メディアや個人のブログなどでもよく紹介されるようになりました。
そんな1円スマホですがよ〜く見てみると一括1円と実質1円と、似ているようで全く違う販売方法となっています。スマホ系ブログだと実質1円も勧める人もいるんですが、ちょっと待ってほしいんです。
その1円スマホ、本当に1円なのでしょうか?条件とか月額料金について書いていきます。
スマホの実質1円と一括1円の違い
一括1円は本体代金が1円で入手できる
スマホの一括1円と実質1円にはどんな違いがあるのでしょう?
まずは一括1円ですが、こちらは文字通り端末の代金が1円で購入することができ、それにプラス月額料金がかかるという感じ。
分割払いでありがちな端末料金も毎月払う必要が無く、残債もないので乗り換えるときも安心なのが特徴です。
実質1円は返却の必要がある場合もある
それに対して実質1円ですが、こちらは端末を1円で購入するのではなく、毎月支払う端末料金から割引がされることで、トータルで支払うのが実質1円という感じになります。
また、条件によっては支払い後にキャリアに端末を返却する必要もあり、完全に所有物とならないケースもあります。(これが一番厄介)
加入するプランにも制限があるなど、本当にお得と言えるかは正直微妙で、格安SIMなどで一括払いしたほうがお得というケースが多々あります。
僕が実質1円をオススメしない理由
結論から言うと僕は実質1円のスマホを全くオススメしません。理由は主に2つ。
- 2年を目安に返却をしないといけない
- 返却するときにスマホに損傷があると追加の請求があることも
というのも実質1円のダメなところですが、1円でスマホを購入できるというわけではなく、2年を目安にメーカーに返却するのが条件という場合もあり、それだと1円でスマホが手に入るというより、月額料金を払ってスマホを借りているという状態になるからです。
そして、返却するときですが提示されている下取り金額というのは、あくまでもスマホに損傷が無かったり付属品が全て揃っているときの金額。画面が割れてしまったり水没させてしまったりすると、下取り金額にも影響が出てしまいますし、追加で費用を請求されたりということも十分考えられます。
月額料金が安ければそれでも良いですが、大手キャリアのプランは割高傾向なのは否めないですし、povoやLINEMO、ahamoなどの格安プランは契約できないというのがほとんどです。(それだと利益が出ないので、当たり前といえば当たり前ですが)
という感じで割高な料金だけ払わされて、購入したはずのスマホは使い終わると返却するから手元に何も残らないということになるわけです。。
iPhoneSE3を一括1円で購入したときの記録がこちらになります。
狙うべきは一括1円 探し方のコツを紹介します。
Twitterでエゴサーチする
という感じで僕は一括1円のスマホを強くオススメします。これなら契約終了後もスマホは自分のものになりますし、中古に売るのも良いしそのまま機種変するというのもできますからね。
そんな一括1円スマホの探し方ですが、一番労力を使いたくない人はX(Twitter)などでエゴサして見つけるという手があります。
例えば地名+一括1円というワードで検索してみるのがおすすめで、例えばこんな投稿を見ることができます。
するとこのように親切に写真付きで販売状況をツイートしている方がいらっしゃるので、これを頼りにあとはお店に突撃です!
こういったセールは数日で終了してしまう場合もあるので、早め早めにお店に行くのがコツとなります。
ヨドバシカメラなどの大型店であれば、こういったセールもよく行われているので近所にある人は毎週立ち寄ってみるのも良いと思いますよ。僕もヨドバシカメラに何回か通って、たまたま一括1円のキャンペーンが行われていたので購入しました。
契約時には身分証、クレジットカード、MNP番号が必要となるので、これらを用意した上でお店に行くのをオススメします。
格安SIMで買うのも選択肢の一つ
一括1円スマホですが、基本的に店頭で契約しないと行けないので仕事帰りに行くというのもなかなか面倒。
そういった場合はネットで契約できる格安SIMなどで買うのもオススメです。こちらは端末代が1円ということにはなりませんが、他のキャリアで購入するより安く買えるケースがありますし、僕も定価の半額程度でAndroidスマホを購入することができました。
必要なのはクレジットカード番号と身分証、MNP番号となり、本人確認も身分証をネットにアップロードするだけなので、かなりお手軽です。
月額料金ですが、僕が使っているOCNモバイルでは端末代込みで、月々2000円ほどとかなりお買い得。ドコモ回線なので繋がりにくいということもなく、快適に使えています。
終わりに
一括1円と実質1円の違いですが、実質1円の落とし穴についてあまり解説している人がいないので、ちょっとどうなのかと思って書かせていただきました。
今後、総務省が指導するのかどうかはわかりませんが、分かりやすい料金体制で消費者も安心して購入できる仕組みになってほしいと思いました。
それでは〜