デスクトップPCは大きすぎるけど、ノートパソコンだと少し頼りない・・・。
デスクトップとノートパソコンのいいとこ取りしたパソコンがミニPCで、デスクトップPC並の高性能スペックで、それでいて場所も取らないという使い勝手の良いPCで、最近になって注目を集めています。
そんなミニPCですが、この記事ではコスパが優れるRyzen搭載のモデルに限定していくつか紹介していきます。
どのモデルも概ね10万円以下で購入できるので、参考にしていただければと思います。
Ryzen7搭載のミニPCまとめ
CHUWI
コスパに優れるノートパソコンを発売しているCHUWIですが、ミニPCも販売しておりRyzen7 5800H、メモリ16GB搭載の十分すぎるスペックのモデルが発売されています。
Ryzen7 5800HはベンチマークでAppleのM1にも匹敵する性能を有しており、事務作業はもちろんのことちょっとした動画編集や軽めのゲームは難なくこなせます。
USB端子は前側に一つ、背面にUSB3.0が2つとUSB2.0が2つとなります。
画面出力はHDMIとDisplayPortが一つづつで4K出力も可能。ここまで搭載されていれば普段使いで困ることはなさそうですね。
価格は概ね7万円〜8万円。価格履歴を見ると徐々に下落してきているので手に入りやすい価格となってきました。
MINISFORUM
EliteMini HX90
CPU | AMD Ryzen 9 5900HXプロセッサー (8コア/16スレッド) |
基本クロック | 3.3GHz |
最大ブースト・クロック | 4.6GHz |
キャッシュ | L2キャッシュ合計: 4MB L3キャッシュ合計: 16MB |
CMOS | 7nm |
デフォルトTDP/TDP | 45W+ |
GPU | Radeon Graphics (グラフィックス周波数2100 MHz) |
RAM&ROM | 2×16GB DDR4 3200MHzデュアルチャネル (SODIMM Slots×2) + M.2 2280 512GB PCIe SSD (最大2TB) |
拡張ストレージ | 2×2.5 インチSATA HDD (SATA 3.0 6.0Gb/s) |
ワイヤレス接続 | M.2 2230 WIFIサポート (WIFI6 RZ608、BT5.2 プリインストール) |
有線接続 | 2500M RJ45 |
ビデオ出力 | ① HDMI (4K@60Hz)x2 ② DisplayPort(4K@60Hz)x2 |
オーディオ出力 | HDMIx2, DisplayPortx2 , LINE OUTx2 |
電源アダプター | DC 19V |
MINISFORUMの中でも特にハイスペックなのがEliteMini HX90で、CPUはAMD Ryzen 9 5900HX搭載でこちらはZen3のフラッグシップとなります。国内メーカーのノートパソコンでも搭載されているモデルは全くと言っていいほどないのでなかなかレアかもしれません。
フラッグシップとなるとお高いんでしょう?と思うかもしれませんが、EliteMini HX90は10万円〜11万円台で販売されており、タイムセールで更に安くなることもあります。
通常、Ryzen 9 5900HXを搭載したパソコンは20万円ほどするのが普通なので、そう考えるとコスパはかなり良いですね。
Ryzen7 3750H搭載 EliteMini UM700
CPU | AMD Ryzen 7 3750H(4C/8T) |
基本クロック/最大ブースト・クロック | 2.3GHz /4.0GHz |
キャッシュ | L2 2MB /L3 4MB |
CMOS | 12nm |
デフォルトTDP/TDP | 35W(cTDP 12-35W) |
GPU | Radeon RX Vega 10 Graphics(グラフィックス周波数 1400 MHz) |
OS | Windows 10 64ビット |
メモリ&ストレージ | DDR4 8GB×2 (SODIMM Slots×2)+M.2 2280 256GB NVMe SSD |
拡張ストレージ | 2.5 インチSATA HDD (SATA 3.0 6.0Gb/s) |
ワイヤレス接続 | M.2 2230 Wi-Fi (デュアルバンドルWi-Fi , BTプリインストール) |
有線LAN | 2500M RJ45ギガビットイーサネットポート×1 |
ビデオ出力 | HDMI 2.0(4K@60Hz) DisplayPort(4K@60Hz) USB-C Port(4K@60Hz) |
オーディオ出力 | HDMI 2.0 DisplayPort 3.5mm Audio Jack |
電源 | DC 19V/3.42A |
アンテナ | WiFi用内蔵アンテナ |
発熱と性能のバランスが取れたRyzen 7 3750H搭載のモデルがEliteMini UM700です。
Ryzen7 3750Hは第二世代のZenになりますが、その分価格が比較的安くなっており6万〜7万円くらいで販売されています。
AMD Ryzen5 3550H搭載 MINISFORUM UM350
Ryzen5 3550H搭載でエントリーモデルにあたるのが、MINISFORUM UM350でエントリーモデルでありながら4K出力、3画面出力も可能です。
価格も4万〜5万円台となり、サブPCとしてもオススメな一台です。
気になるミニPCの拡張性
ミニPCで一つネックになるのが拡張性の低さですが、ミニPCだからといって特殊なパーツが使われているわけでもなく、メモリも空きスロットがあれば普通のパソコンと同様に増設することができます。
またストレージに関しても本体内部に増設することは困難でもUSBなどで外付けのHDDやSSDを接続することができます。オススメはバッファローの超小型の外付けSSDで、外観は普通のUSBメモリと変わらないくらいの大きさで1.0TBの容量があります。
邪魔にならないサイズでありながらデータを高速伝送できるので外付けのHDDでイライラするという場合はSSDのほうが良いですね。
ですが、CPUクーラーなどは特殊な構造となっているので、メーカー側も分解するのは推奨していないとのことです。
デスクトップPCと比較すると拡張性は劣るものの、使い勝手は十分なので気になる人も安心ですね。
終わりに
大きさもコンパクトで比較的ハイスペックなモデルが多いミニPCですが、国内メーカーのノートパソコンよりも低価格で使いやすいモデルが多いと思います。
初期不良だけが少し気になるところですが、保証期間や内容なども確認しておくと安心して使えると思います。
それでは。