以前はAndroidスマホの中でも日本市場で比較的人気が高かったHuaweiのスマホですが、カナダでHuawei関係者が拘束後にAndroid市場からは事実上の追放となり、厳しい状況に置かれています。
そんな中、HuaweiのサブブランドであるHonorは制裁後もグローバルでスマートフォンを販売しており、日本でも一部のファンから根強い人気があるのも事実です。
この記事ではそんな意外と知られていないHuaweiとHonorの関係性と将来について考察していきます。
HuaweiとHonorの関係性について
Huaweiに対する制裁
まずHonorとHuaweiの関係性ですが、Honorは元々Huaweiのサブブランドとして販売がされてきました。
ちょっと分かりやすく例を上げると、XiaomiとPOCOみたいな感じだと思ってもらえるとよいですね。
なので本体と資本関係はありましたが、基本的には同一メーカーと捉えてもらってOKで、制裁を受ける前はHuaweiと深く関係があったという感じです。
ですが、2018年にHuaweiの関係者がカナダで逮捕されるなど、Huaweiに対して風当たりが世界的に強くなったこともあり、Honorは2020年にHuaweiから独立するという感じで一旦は落ち着いたということになります。
サブブランドとして独立後のHonor
サブブランドとして独立を果たした（せざるを得なかった）Honorですが、その後のモデルはどうなのかというと実は結構魅力的な商品を多数発売しています。
例えば2024年に発売されたHonorのMagicV3は価格が20万円ほどとかなり高価なモデルとはなりますが、比較的売れ行きも好調で、質感に関してもかなり高い印象です。また独立したことによって再びGoogleサービスを利用することができ、ユーザーとしても使い勝手の良いAndroidスマートフォンとして使うことが可能です。
なので、独立後も魅力的な商品は多数販売しており、日本での販売は正式に行われていないものの、グローバルでは比較的人気があるメーカーとも言えます。
2社の今後はどうなる？
さて、ここからが未来の話になりますが、HuaweiとHonorの今後の展開についてです。これに関しては政治的な話が絡むのでどうなるかは正直想像ができませんが、現在の中華スマホは以前のように米国製の部品に頼った作りはあまりしていませんし、独自開発のものも多数あるので多少の制裁ではビクともしないだろうなというのが正直なところ。
それこそ販売禁止という措置になっても中国だけの市場でもかなり大きいですし、そこまでダメージはないのでは？とも思います。
とはいえ2024年はGoogle Pixelシリーズの出荷台数もかなり落ち込み、代わりにXiaomiなどが台頭しつつもありますから、政治的な思惑で何か嫌がらせをされてしまうなんてことも十分考えられますね。
当サイトはあくまでも政治的なことからは一歩引いて、製品としての魅力についてフォーカスしていきますから、どこ製だろうが基本的に良いと思ったものは紹介していくというスタンスで行きたいと思います。
